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診療案内
ものもらい
【症状】
主に、まつ毛の根元あたりのまぶたの一部が赤くはれて痛みます。時には、同じ側の耳たぶの付け根のリンパ節もはれる場合があります。
【治療】
抗生物質の目薬や内服薬で治療します。化膿した場合は、消毒した針やメスの先などで軽く刺して、排膿すると改善が期待できます。
ものもらいの部分を、押さえたりしないことです。タオルなどは、清潔なものを使ってください。
結膜炎
【症状】
目が充血したり目やに、腫れ、痛み、かゆみ等が出てきます。
【治療】
細菌性、ウイルス性、アレルギー性などの原因に応じて抗生剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤などの点眼、内服を行います。
飛蚊症
【症状】
目の前に虫のような黒い点々や墨を流したような濁りが出現します。
【治療】
眼底検査で目の奥の状態を確認し、網膜剥離、眼底出血などの病気が現れていないかを調べ、おのおのに対する治療を行います。
白内障
【症状】
白内障の症状は、目の中の水晶体が白く濁ります。主に、眼がかすむ・光をまぶしく感じる・視力が低下するなどの症状があります。
【治療】
手術するほどでない場合には点眼薬や内服薬が用いて白内障の進行を遅らせるという方法をとります。白内障の症状が進み、日常生活に支障がある場合は手術が行われます。
緑内障
【症状】
視神経の障害がゆっくりと起こり、視野が少しずつ狭くなっていく病気で、初期は自覚症状がありません。視力障害が起こってきたころにはかなり進行しており改善は難しいので、定期的な検診が重要です。
また、急激に目の痛みや頭痛、吐き気、視力低下など激しい症状が出現する急性発作が起こることもあるのでそうなる前の予防が必要です。
【治療】
緑内障の治療は、まずは眼圧を下げる点眼や急性発作予防のためのレーザー処置、これらで進行がおさえられない場合は手術などが行われます。
これらの治療は、これによって視力が改善するわけでなく、あくまで進行予防の治療となります。
糖尿病網膜症
【症状】
初期には自覚症状はほとんどありません。見えにくい、黒いすすのようなものが見える、視野の一部が欠けて見えるなどの自覚症状が出てきた頃にはかなり進行している事が多いです。
【治療】
糖尿病網膜症の有効な治療法は「網膜光凝固術」です。危険な新生血管が出現するのを防いだり、すでに現れた新生血管をレーザー光で焼きつぶして、硝子体出血や網膜剥離を予防します。
対応症状
眼がかわく・かゆい・疲れる・痛い・充血する・ゴロゴロする
視力が落ちた、遠くがぼやける、近くが見えない、涙が出る
虫のような物が見える、めやにがでる、コンタクトやメガネがあわない
かすんで見える、まぶしい
レーザー治療
レーザー治療器を導入し、緑内障・網膜裂孔・糖尿病網膜症などの進行予防の治療を行います。
近視抑制治療
マイオピン点眼による近視抑制治療があります。
本治療により近視の進行を平均約60%軽減させるといわれています。(個人差あり)
マイオピン点眼は近視の症状を有するお子様(6歳から開始)への処方がすすめられています。
毎晩寝る前に一滴点眼するだけの治療です。(副作用として一時的に瞳孔が少し大きくなるため若干のまぶしさが起こる可能性があります)
本治療は自費診療(保険適応外)になります。
3ヶ月ごとの診察で診察代が2,000円(税込)で、0.01%マイオピン1本が2800円(税込)、0.025%マイオピン1本が3100円(税込)です。少なくとも2年間は継続使用することを推奨いたします。
詳しいことは診察時にお尋ねください。
*国内未承認薬剤、同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品:なし
*諸外国における安全性等に係る情報:マイオピンはシンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究に基づかれたもので、重篤な副作用の報告はないが、国内承認の機器・医薬品等ではないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
*入手経路等:※Eye-Lens Private Limited社(シンガポール)より個人輸入にて入手
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
*参考文献
Chia A, Chua WH, Wen L, Fong A, Goon YY, Tan D. Atropine for the treatment of childhood myopia: changes after stopping atropine 0.01%, 0.1% and 0.5%(小児近視治療用アトロピン について、アトロピン0.01%、0.1%、及び0.5%を点眼終了後の変化). Am JOphthalmol. 2014 Feb(眼科:2014年2月); 157 (2) :451 ‒ 457. e1. doi: 10.1016/j.ajo.2013.09.020
Chia A, Chua WH, Cheung YB, Wong WL, Lingham A, Fong A, Tan D. Atropine for the treatment of childhood myopia: safety and efficacy of 0.5%, 0.1%, and 0.01% doses (Atropine for the Treatment of Myopia 2)(小児近視治療用アトロピンについて、アトロピン0.5%、0.1%、及び0.01%を点眼した場合の働き(進行度2の近視治療にアトロピンを使用した場合)). Ophthalmology. 2012 Feb(眼科:2012年2月); 119 (2) : 357 ‒ 54. doi: 10_1016/j.ophtha.2011.07.031.
Tong L, Huang XL, Koh AL, Zhang X, Tan DT, Chua WH, Atropine for the treatment of childhood myopia: effect on myopia progression after cessation of atropine(小児近視治療用アトロピンについて、アトロピン硫酸塩水和物点眼液終了後の近視進行に対する効能). Ophthalmology. 2009 Mar(眼科:2009年3月); 116 (3) : 572 ‒ 9. doi :
10.1016/j.ophtha.2008.10.020 Epub 2009 Jan 22, Chua WH, Balakrishnan V, Chan YH, Tong L, Ling Y, Quah BL, Tan D. Atropine for the treatment of childhood myopia. Ophthalmology.
myopia(小児近視治療用アトロピンについて), Ophthalmology. 2006 Dec
(眼科:2006年12月); 113 (12) 2285 ‒ 91. Epub 2006 Sep 25.